春の風

Open App

沈んで、沈んで、沈んで、
みんなが恐れる深い青だけが
私を光から隠してくれる。
親切な最後の危険信号は
マイナスの熱に痺れてしまえ
音のない穏やかな地の始まりは
まるで時が止まったようで
どうかこの時間が続くように
静かに泡を吐き出した。

―――海の底―――

1/20/2023, 12:42:28 PM