褸嗟斗

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僕の存在は要らない

必要とはされていない

こんな僕を必要とする者は

頭がおかしいんじゃないか

もう救われないと、思い込んでいた

よく考えると僕は皆から見て邪魔な存在じゃないか

たとえ救われたとしても

今の生活が染み込んでいるから

恐怖を感じるだろう

ならばいっそ何処か遠く離れた山奥でも暮らそうか

そして一人で孤独に死ぬとしよう

もうやめてくれ、僕に干渉するのは

必要とされていない僕のそばにいても

嘲られ、笑われるだけなんだから。

だからもう誰にも迷惑はかけたくないんだ

『だから、一人でいたい』

僕はそう言った。

7/31/2024, 11:39:55 AM