ねぇ、奏くん、待って...!
「いかないで!!!」
奏はフェンスの外にいた。
「じゃあね。 好きだったよ。 バイバイ。」
奏は飛び降りた。
その瞬間
耳を塞ぎたくなるほど大きな破裂音が聞こえた。
「奏、、奏、、」
碧はその場で泣き崩れた。
好きだったなら、死ぬ前に言って欲しかったな……。
もう叶わない夢。
奏が伝えたかったこと、
苦しんでいたこと、
辛いって思っていたこと、
今じゃなくて、、
昨日、いや、今日の朝でもいい。
もう少しでも早く、
気付いてあげれば良かったな...。
奏、僕もそっちに行っていいかな……
そう考えているうちに
遠くから救急車の音がした。
そして、僕は警察の人に見つかった。
そして、屋上から降ろされ、
警察署に連れていかれた。
10/24/2023, 11:04:34 AM