憶えていたいこと。忘れたかったこと。夕暮れ時、夜と昼の境が曖昧になる時間。黄昏のなかに溶けていきたいと、自分の存在さえも曖昧だと、あたしはそう思います。夜は寂しい。昼はどうにも眩しいですね。息をするのは得意ですが、生きることは苦手です。寂しさも、後悔も、愛も、あたしには分かりません。浮遊して、曖昧になって、そうしてあたしは生き抜いていくの。さようなら、誰そ彼のあなた。
10/1/2023, 12:36:30 PM