ただの一般人

Open App

鳥のように。

「鳥のように大空を飛んでみたい、
何も考えず、ただぼーっとして…
風に流されていたい。」

僕がそんなこと言うと、君は

くすっ、と笑って

「出来るわけないでしょ…?w、
まぁ…出来るなら、やってみてもいいかもね…?」

…、と

どこか遠くを見ながら言った。

「次の人生でもさ、また…こうやって、
笑い合えるかな?…」

君は黙って何も答えなかった。

「…、今を楽しめれたらいいんじゃない?」
「確かに、ね…!」

僕達はそんな会話を交わしながら

見慣れた下校道を歩いていた。

8/21/2023, 11:53:52 AM