南風

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陽射しが眩しくて、小さな目をますます小さくして私を見ていた。ヨチヨチ歩きのあなたを、愛おしく見つめる。
あの日、何かに引かれるように歩き出した私。
昼間に何て外に出ないのに、何かに急かされる様に家を出た。大きな楓の根本に、チョコンと座る君が居た。
少し一緒に座って、寒いのか身体を寄せる君。
帰ろうか、楓に連れて帰りますと断りを入れ歩き出す。
君も歩き出す。

2/28/2025, 12:01:48 PM