終点でバスを降りた。
昼ごはんを食べ、民宿へ入る。
夜、僕はそこで好きな人の、"好きな人"だった人の、首を絞めた。
きつく。ぐっと力を入れた。
僕は許せなかった。楽しい思い出が、苦しい気持ちに変わっていくのが許せなかった。
2週間前、僕は君から知らない男と寝た話を聞かされた。
結局、君も"そういう人"だったのだ。
一緒に行ったライブも北海道旅行も、よく行ったコンビニも、全ての楽しい思い出が自分の中で苦しいものに変わっていくのが分かった。
だから僕の片想いは僕が終わらせた。
8/10/2024, 6:12:54 PM