グルグルまわる羅針盤風見鶏みたいにルーレット盤みたいに頭の折れたカカシが 斜めに突き刺さる夜にどこへでもいってしまえと 線路を突き進む砂利を踏みつける足が 自分の影を踏みつけるのびる影 のびる足行きようのない 未来生きようのない からだバラバラになる世界 断片になりはてた記憶こわれた保険のセールスマンの声が耳のおくで とおざかるうさんくせぇせかいに さよならだわたしは羅針盤をすてた
1/22/2025, 2:18:51 AM