蓼 つづみ

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この世界の悪を制しているのは、正義ではない。
それは、より研ぎ澄まされた悪である。
悪を為すことは、決して容易ではない。
頂に立つためには、
冴えた知と、冷徹な計算が求められる。
そしてその頂は、正義を装うのではなく、
真に善良な者たちを、疑いなきままに駒として用いる。
清らかさだけでは、悪を出し抜くことはできない。
無垢のままでは、守りきれないものがある。
だからこそ、
何気ない顔のまま、したたかに振る舞う必要がある。
それでもなお、
護るべきものだけは、どうか見失われませんように。

「綺麗なままじゃいられない。
でも、何のために汚れるのかは忘れるな。」

題 何気ないふり

3/30/2026, 12:19:08 PM