短編
出掛けた先で、視界の端に見えたカラフルな色紙
赤、青、黄色、緑、紫、白を見て
今日が、七夕だった事を思い出した。
カラフルな色紙を見ると、何だか童心に帰った様な
そんな不思議な感覚がするのは、僕だけじゃない
気がする。
大人になると、工作でもしない限り
こういう色紙に触れる機会も減るせいかもしれない
それだけ子供の頃から、一年に一度の織姫と彦星の
出逢いの日に、触れてきた親しみなのかもしれない
子供は織姫と彦星の出逢いの日より
何を短冊に書くか迷っているみたいだけれど
僕も童心に帰った様な気持ちで
短冊に願い事を書く事にした。
つい気分に任せて、短冊を一枚取ったものの
実際何を書くかなんて決めてなかった。
少しの間、思考を巡らせて
七夕の願いで、NGなものをスマホで調べてみた
誰かの不幸やネガティブなもの
努力しないもの、叶わないと分かりきっているもの
七夕の短冊は、自己の成長や感謝や目標達成を願うもの
他にも細かく書かれていたが
それならば書きたい事が決まった。
「いつも僕の隣にいてくれてありがとう
これからも君と仲良く日々を過ごしたい
これからも君を隣で支え続けてられる人でいたいな」
短冊を普段より大きな文字で干支と共に書いて
見えやすい笹の葉にかけて、僕はその場を後にした。
どうか織姫さまと彦星さま 頑張るので
僕のお願い事聞いてください
テーマ「願い事」
7/7/2025, 12:04:50 PM