どうでもいいようなヤツと踊った。酒を食らった。キスをした。好きじゃないのに、何度も何度も。さっきまで最高に聴こえた音楽が煩わしくなって、二人で抜け出し、ラブホ街へ駆け出した。夜風は僕らの汗を冷やしたが、これから起こることに背徳を感じ、身体が火照り返す。それが心地良かった。酔ったフリでもなんでもいい。今日ぐらいは一夜限りの愛を語ろう。僕も君も寂しいのだから。
3/25/2023, 5:22:11 PM