薔薇を貴方に。

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─どんなに離れていても─

僕と親友は大の仲良しだ。
小さい時からの幼なじみで僕と親友はもうすぐ中学生になる。
でも今日はいつも元気な親友が元気がない。
「どうしたの」と聞くが黙っている。親友の肩を揺さぶると親友が驚く。
「なんでもねーよ」とはぐらかす。
へー、と思いながらまた遊び始める。

学校が休みの土曜日。親友の家に「話があるから」と遊びに行く。そしたら親友が
「俺海外に引っ越すんだよね」
え?
「本当に?」と驚いて聞き返すと親友は頷く
「いつ?」
「来月」
もうすぐじゃん、「まじかー、」と返す。
「じゃあ、学校来んの後ちょっとか、寂しくなるな、」
「そうだな」といつもにもなく真剣だった。
そして最後だからと花火をしたり鬼ごっこをしたり沢山遊んであっという間に親友が引っ越す日になってしまった。

親友を見送るために空港に行く。
親友が「じゃあな」と言う。僕は少し黙って「じゃあな。海外でも頑張れよ。手紙送るから」と言うと親友は笑顔で頷く。
「俺たちずっと親友だからな」
と親友が笑って拳を突き出す。
親友が乗る飛行機が飛び立つ。

僕は飛行機が空へ飛び立つところを眺めながら

「どんなに離れていても俺たちは親友だから」

4/26/2025, 12:15:40 PM