紅葉【もみじ】Family☆Story

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       ☆眠れないほど☆
愛犬めいちゃんは、家の中のトイレをほとんど使わない。
寒くなって朝方冷え込みが激しい時は、ごく稀に家のトイレでおしっこをする時がある。
失敗は、ほとんどない。
凄くいい子。

今からするお話は、ごく稀にしか家でトイレをしないが、ごく稀に家でトイレをして失敗した時の話。

この日は、私が用事があり、めいちゃんのお散歩の時間に散歩に行けなかったので、少し時間を早めて散歩した。

この日は、どうしても行かなきゃ行けない用事で、帰宅した頃には、深夜0時を回っていた。
いつもなら、散歩の時間を早めると、帰宅した後にもう一度おしっこに連れて行くのだが…。
この日は、少しだけ散歩の時間を早めただけだったし、時刻も遅いし、めいちゃんは眠たいモード全開だったので、このまま寝かせる事にした。

私も、帰宅後、バタバタと用事を済ませ、深夜1時頃に就寝。
気持ちよく眠っていると…。
めいちゃんが私を一生懸命起こす。
めいちゃんの要求に答えたい気持ちはあるんですが、頭ではわかるけど目が開かない。
それでも、めいちゃんは一生懸命起こします。
でも、やっぱり私の目が開かず…。
すると、急に静まった部屋に『は~。』っと深く大きなため息が響き渡った。
次の瞬間『ジョー…………。』っと水の音!
私は、ここで『はっ!』と飛び起き、音の方に目をやると…。
カーペットに大海原が…。
その光景に唖然としていると…。
どこからともなく、冷たい視線を感じた…。
めいちゃんだ。
『起こしたのに、起きなかった。』って顔をして、ふてくされていた。
これは、まさに、私への当てつけだった。
私は、めいちゃんに『ごめん。』としか言えず。
そのまま、お風呂場でカーペットを水洗いし、洗濯。
時計を見ると朝方3時だった。
ここまで来ると逆に、目が覚める。
そのままの勢いで、掃除をし、いつもより少し、早めの散歩に出かけ、いつもより長い時間散歩した。
めいちゃんの不機嫌は直り、満面の笑みで楽しそうだった。
だが、私は目の下にくまができた。
散歩終了後帰宅、その後仕事に行ったが、とても辛かったのを覚えている…。

12/5/2022, 10:44:33 AM