お題「手紙を開くと」
目覚まし時計が鳴る。
目を瞑ったまま目覚まし時計を手探りで音を止める。
そこで我に返って目覚まし時計を見ると時計の針は既に8時30分を指していた。
私は慌ててスーツに着替える。
そして着替えながら、職場に遅刻の連絡をする。
そして鞄には昨日用意していたのでそのまま持って玄関まで走る。
朝ごはんは食べずにそのまま行く事にした。
そして走って駅まで行く。
電車に乗って目的地に着くと電車から降りる。
正直これでずっとお金を使っているから、もっと給料を上げて欲しいけれど今はそんな事を考えている暇は無い。
そして走って職場まで行く。
職場に着くと社員全員に謝罪をする。
その時社員の1番仲の良い人が言った。
「すみません。今来たばかりなのに申し訳ないけれど、あの事知らないの?」
私はどういう事か聞くと、どうやら入院していた祖父が緊急事態らしい。
何故私に連絡して来ないのか不思議に思い、携帯電話を開くと病院から連絡が来ていた。
私が寝ていたから...
そして仲のいい社員が言ってくれた。
「病院に行った方が良いんじゃない?」
そう言ってくれた後、大体の社員が頷いてくれた。
そして行ってらっしゃいと言ってくれた。
私は職場を離れて、次は病院へと走って行く。
そして名前を言うと看護士が残念そうな顔で言った。
「すみませんが...命を引き取ってしまわれました」
そう言って何かの紙を看護士が渡してくれた。
「これは何ですか?」
「貴方の祖父さんが...ずっと夜書いていた物です。中身はみてないですが、おそらく手紙でしょう」
私は手紙を開く。
少し雑な字で書かれていた。
5/6/2025, 4:42:10 AM