とらた とらお

Open App

希望と絶望の波に
脳によって強制的に晒される病気がある

私は運がいいことに
その病気になっている
何が起きるかというと鬱を繰り返す

この病気から得られる人生の経験値は凄まじい
ただし普通のうつ病より
自殺率も自殺完遂率も高いと言われている

そんな病気になって
「運がいい」なんて言う馬鹿は
私ぐらいなものかもしれない

たとえ他にいてもほんのひと握りの
頭のネジが外れた覚悟ある精鋭たちぐらいだろう
(これは褒め言葉。
 頭のネジを外さないと狂うし
 圧が逃げなくて爆発する。)

この病気について
解決しようと調べ回ると
ある言葉がよく出てくる

それは
「一喜一憂しないこと」

一番最初に書いたように
希望と絶望の波に襲われる
気分が良くなったり悪くなったりを
強制的に繰り返すため
逐一喜んだり悲しんだりしてしまうと
より絶望感が高まることになる

光と闇が繰り返されても
ただただ観察しておくのがよいわけだ
そうするとある種
闇のなかでも希望が持てる

この病気は人生と変わらない
いいことがあった後には悪いことが起こり
悪いことが起こった後にはいいことがある
禍福はあざなえる縄の如しと言うらしい

光と闇の狭間においては
一喜一憂せず
明鏡止水の気構えでいることが重要だ


---------------
この病気には治療薬がある
波を小さく抑えることができる
それでもやはり波はあるから
一喜一憂したりしない

12/2/2024, 11:13:47 AM