アニムス、あなたはやはり「でも」と言ってしまうんだね。
明日のことを考えれば鬼に笑われるし、明日に向かって歩きたくても、今日のあなたの亡霊が、今日の繰り返しをしたいと駄々を捏ねてくる。あれこれと気になって仕方ないよね。
さあ、アニムス。目をつぶって。私が本を読んであげるから横におなり。明日を詠った新美南吉の詩を読んであげましょう。
花園のように、祭りのように、そしてランプが灯るように、明日があなたを待っているよ。
明日になれば、また起き上がれるし、お腹の調子も良くなるし、誕生日ケーキも食べられる。何より、南吉に贈るアンソロジーを編む日が近づくよ。楽しみだね、アニムス。
あなたが眠りに就くまで、本を読むからそのままおやすみよ。もし夢を見たら、明日私に聞かせてね。
(250120 明日に向かって歩く、でも)
1/20/2025, 1:05:17 PM