お題「君の声がする」
私は屋上でよく授業をサボる。
いつもの様に屋上で寝転がって寝ていると、冬弥の声が聞こえた気がした。
「...な」
「...るな」
「春菜!」
私は目を覚ます。
目の前には冬弥が居た。
冬弥は寝転がっていた私を覗き込んでいる体勢だった。
「何よ」
彼は私の好きな人。
「昨日も付き合ってくれって言ったよな」
そう、両想いなのだ。
「だからさ...付き合えないって言ったじゃん」
「何でだよ」
「もう...何回言ったら気が済むのよ。冬弥が幽霊だからでしょ?」
2/15/2025, 1:16:36 PM