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どうすればいいの?

自分は物語の主人公になりたい。
なんて事を幼い頃から思っていたボクは、ずっと昔から今でも自分自身の頭の中は妄想と空想の物語の主人公だった。

頭の中のボクは勇敢で明るくて自分で考えて決断して、物事をはっきり言える、怖いもの知らずの、誰から見てもカッコイイ、素直なボクだった。

本当は臆病で自分の気持ちを上手く素直に言えなくて、優柔不断で妄想癖と空想癖がある、とにかくなんでも好奇心旺盛に思いつき、幼い頃から育てた想像力で沢山物事を考える変人だった。

別にそれが悪い事だと思ってないけど、
理想の自分というのはやっぱり、誰よりもカッコよくてデカくて素敵だなぁ、と感じる。
そう感じた上でボク自身を見ると、つい唸りながら首を傾げてしまう。

けど、周りからは想像力が凄いボクはよく褒められた。
それがなんだが、嫌な気持ちにならず、普通に嬉しかった。
けど、ボクからしたらこの想像力は当たり前だから、息を吸って吐くのと同じぐらい普通の感覚だったから、不思議な気分にもなった事が多い。

そんなボクは、想像力があるからこそ、妄想癖も空想癖もあるからこそ、更に言えば臆病だからこそ、いつも思うのはこの一言。

「どうすればいいの?」

これがボクにとって、いつも、毎回、毎秒、どんな時も考えて悩む種だった。この種が芽を出し、花を咲かす時、ボクは感情を爆発してしまう。

普段は考えてばっかだから、無表情でボーッとしてて、
周りからは怒ってる?不機嫌?体調悪い?なんて言われることもあったけど、全くそんな事はなく、ただ体は無になって、心は想像の色で沢山塗られて描かれてカラフルになってるだけ。

だから、ボクはいろんな事を考えて、

「これはどうすればいいんだろう?」
「これはどうすればこうなるんだろう?」
「これはどうすればこんな事になるんだろう?」

なんて、考えてるから気づけば一日があっという間に終わってるから、きっと、ボクの頭の中や心の声を覗いたり聞いたら、その人はあまりの情報過多で頭が混乱して、具合悪くなって、気絶するだろうなぁって思う。
と、言う事を想像するのも楽しくてやめられないのも、現実だ。

ボクにとって、この悩みは普通に楽しいし、やめられない。
中毒ってよりも、当たり前で普通のこと。

もし、この想像力がボクの人生の全ての研究結果になるなら、
神様はきっと凄く驚くし、あまりにもビックリして天界から地上に落ちて、その頃には地球では神様が地球に落ちてきた!って言って、ニュースになって、全世界から取材を取り上げられて、気づけば地球の大人気スターになってて、神様は天界に戻りづらくなるんだろうなぁ。

それこそ、神様は「どうすればいいの?」って思うかもしれない。
面白い、面白すぎる。
こんなに最高な展開、天界なだけに面白い。
いや、今のダジャレは面白くないな、本当に。

なんて考えながら、またボクは一人で想像していた。

11/21/2024, 11:37:25 AM