暗い森の小道で子ギツネに出会った。
その子は自転車の僕に気付くとすぐ道の脇の熊笹の茂みに隠れた。
この辺に巣があるのかなぁと辺りを見渡しながら自転車を漕ぎ進めると、なんとその子が付いてきている!
住宅街に差し掛かっても3mほどの距離を保ちながら付いてくる。
無人駅の前では、試しに小さなロータリーを2周してみた。それでもずっと僕の対角線を走っている。
なんか愉しくなってきて、その子の足音を聴きつつ時々振り返りながら一緒に走った。
自宅まで付いてきたらどうしようかなぁと思いながら走っていたら、1kmほど走った辺りだろうか、いつの間にか足音が聴こえなくなりその子は居なくなっていた🦊
子狐の人懐こさに驚きつつ
付かず離れずランデ·ヴー愉し
#暗がりの中で
10/28/2024, 7:25:53 PM