うだるような暑さの中
蝉の鳴き声がせき立ててくる
絶えず校庭の砂に汗が落ちた。
けど君の纏う空気は、
何故だかいつも涼しい風が抜けていた
そんな君がどうにも特別に見えて
涼しげで、冷ややかで、凛とした姿勢の貴方が、僕の夏の風鈴でした。
視界が歪むような陽射しに当てられて
体に重く張り付く制服
そんな中
爽やかで心地良く鼻腔をくすぐる君の匂いは、
ついすれ違う度に振り向いてしまいます
まっすぐなロングの黒髪が静かに揺れる後ろ姿を、
ついつい眺め続けてしまいます。
静かで鋭く通る君の声は鮮明に耳に飛び込んできて、
その度に、
ついつい声の方向へ顔を向けてしまう
そんな時だけは、
五月蝿い蝉の鳴き声も聞こえなくなって
僕の世界は君が中心で全てになる。
いつも静かで落ち着いた冷たい君の目
その視線を受けてしまったら、
きっと凍ってしまうように冷たいのでしょう
そんなのがちょっぴり、
いや、とっても恐い
けど君から目を離せずにいる
手の届くような場所にいるはずのない、君
声をかければ届く距離でも、
君はずっとずっと遠くにいるようだ
氷のような君は恐ろしいけど、
とても美しい。
別々の高校に行きますが、貴方のことはいつになっても、きっと忘れられません。
勇気が出ないながらにも、気持ちは伝えたくて
読んでもらえたらとても嬉しいです。
君が、好きです。
———って…キモ。
何これ? 誰だよ
静かで鋭く通る声に残されたゴミ箱には、雑に破かれた子綺麗な白いレター。
彼の気持ちは届いたことになるのか否か。
今年の抱負は、
“マイペースに”と、“良いと思うことをする。”
あとダイエットや夢を目指すための努力を、ですかねぇ
今年はマイペースで不安を感じても押しつぶされず気楽にいけたらなぁと思います。
1/2/2025, 12:33:16 PM