笛闘紳士(てきとうしんし)

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気がついたらそこは真っ暗な空間だった。その空間は温い水で満たされていて、そこでたまに泳ぎながら、長い月日を過ごしていた。その中で、体には紐の様な物が繋がっていた

けれど、長い月日を過ごしている間に少しずつ、真っ暗な空間が狭くなってきた。その中で過ごしている間に気がついた事もあった。どうやらその真っ暗な空間は無限に広がってはいない様で、途中で手や足を伸ばしても、何やら柔らかい壁の様な物に押し返される。それから、たまに水が少し温かくなる感じがある事があった

そんなある日の事…強い力で体が下に押し出される感覚がした。そんな中、一筋の光が見えた。

こうして、母の体内から新しい命が誕生した

※この物語はフィクションです

一筋の光 作:笛闘紳士(てきとうしんし)

11/5/2024, 1:52:52 PM