それはまるで宝探しのようなものだ。
焦る必要はない。
時間はたっぷりある。
寧ろゆっくりじっくり探す方が何かと都合が良い。
つぷん、
確か腹の近くにあると事前情報では聞いている。
「つらく、ないですか」
桃色の媚肉が行手を塞ぐも、潤滑油をたっぷり纏わせた人差し指が優しくそこを解していく。
ぎゅっと目を瞑り、このやり場の無い熱を何とか逃そうとしている貴方。
嗚呼、なんて可愛らしくていじらしいんだろう。
早く宝を見つけてあげますからね。
理性という名の矜恃から解放してあげたい。
快楽に身を委ねる貴方を見たくって、それでも決して傷はつけないように。
それは一体どこだ。
指先がある一点を掠めると甘やかな声がまろびでる貴方。
……やっと見つけた。
3/20/2025, 3:46:11 AM