「そろそろ終わりにしない?」
「…うん」
恋人がそう口にしたのはある夜のこと。
視線を向けるとムスッとした表情で此方を見ていた。
「聞いてないでしょ」
恋人はため息をつき隣に座る。
そしてついてるテレビをチラリと見た。
カチコチと時計の音。
「「あ」」
そんな中重なる声。
「よし!お待たせ!行こ!」
「うん、おめ。待った」
テレビの画面にはモンスターが倒れる姿、そして報酬欄に真ん中に星があるアイコン。
「明日も一緒にやろーね!」
「ほどほどにね?一緒に寝たいから」
「はーい!」
2人は笑みを浮かべ今日を終える。
明日という約束をして。
7/15/2024, 2:20:12 PM