沁み圖書房

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「心と心」

親友なんだから、何でも相談してよね!と言ってくれる彼女達のなんと心強いことか。
部屋でラインを開き、言葉に視界が滲む。

いくら時が過ぎようとも彼女達と仲間でいられることに感謝が溢れた。
普段は私から連絡をしないのに(こういう所が薄情というか気分屋な所だと度々反省するのだけれど)
きっと彼女達は、私の事も心の何処かで思ってくれているのだと、胸の内が温かくなった。

かねてから心の在り様や、精神医学に興味がある私は、
宗教や犯罪心理学をテーマにした作品に惹かれる節があり、異常とよばれる心をついつい覗いてしまう癖がある。

悲惨な過去を過ごしてきた者や、正しさと過ちの境目が理解できず狂気を正気と捉える人生は、心で心を砕く衝撃がつきまとう。
目を背けたくなるほど痛々しい傷が、暴力として他者を傷つける。

私の日常に無かっただけで、これから起こるかもしれないし、世界では悲しいほど多くの事件が起こっている。
痛める心も、温かさを感じる心も、暴力を行使する心も、どれも「心と心」の繋がりによって自分を作るという現象が起こるのだ。

どのように心を育てていくのかは、自分が決めていい。
環境や受けた仕打ちで育てられた心より、自分のためになるような、心と心の繋がりこそが人の生きる糧になると私は思う。

こう考えられるようになれたのは、彼女達がいてくれたからだ。
いつも本当にありがとう。大好きだよ。

12/12/2023, 2:16:59 PM