ぬえ

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祈りの果て

単純に考えて出てくる「祈りの果て」にあるものは「偶然救われる」か「勝手に絶望するか」かな。

ヴィクトール・フランクル著の『夜と霧』にこんなようなことが書かれてた。

「『クリスマスになるまでには収容所から解放されてるはずだ』そんな期待を抱いた者から人生に絶望して死んでいく」

祈りというより、この本での例は期待だが、根拠のない期待を抱くと、抱いている内は少しは気が楽になるかもしれないが、期待した結果が表れてこないと勝手に絶望することになる、といった趣旨のことが書かれていた。

「祈り」というのは「期待」と違って対象がある時とない時があるね。

「大学に受かるように祈る」

「幸運を祈る」

ないというよりは「明確に定まっていない」の方が正しいか。

「人生に幸あれ!」というのは祈りの言葉であるが、「人生」という極めて抽象的なものに対する祈りであろう。

前回と同じように「祈り」と「果て」を分析する。

「祈り」は未来のことに対してなんらかの願いが叶うように(強く)思うこと、かな。
(なんとなく、過去に方向性が向かっている単語って現在、未来に方向性が向かっている単語より少ないかもと思った)

辞書の定義は上記のものと「神や仏に願う」というのがあった。

祈りの類義語

願い 願望 祈祷 礼拝 期待

祈りの抽象化

行為 (欲望?) 心情

祈りの対義語

呪う?(祝うが対義語だと思うが、近い)(「失敗を祈ってるよ」っていう文章も全然ありうるけど)

祈りの具体例

大学に合格しますように、と祈る

幸福を祈る


「果て」

果ては結果、末路、結末のことだね。

11/14/2025, 1:44:50 AM