そこら辺の人🏳️

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 母の遺品で、側面を糸で縫い付けられている日記帳が見つかった。

 あまりに気になり糸を切って中身を見てみると、懐かしい母の文字で日々のことが綴られていた。

 だが、時が進むにつれ、どんどん日記の内容がおかしくなっていく。

 私はあまりの衝撃で震えた。

「我が暗黒の魔手で、今日も者共の空腹を満たした」
「強者どもが集まる略奪の日、我は見事に純白の楕円を手に入れた」
「我が倅の連戦の跡を白魔法で消す」

 母は遅い厨二病だったようだ。

1/18/2024, 11:19:04 AM