母の遺品で、側面を糸で縫い付けられている日記帳が見つかった。 あまりに気になり糸を切って中身を見てみると、懐かしい母の文字で日々のことが綴られていた。 だが、時が進むにつれ、どんどん日記の内容がおかしくなっていく。 私はあまりの衝撃で震えた。 「我が暗黒の魔手で、今日も者共の空腹を満たした」「強者どもが集まる略奪の日、我は見事に純白の楕円を手に入れた」「我が倅の連戦の跡を白魔法で消す」 母は遅い厨二病だったようだ。
1/18/2024, 11:19:04 AM