《この道の先に》
迷ってばかりで。
答えなんて分からなくて。
それでも。
僕は信じている。
大丈夫だと、言ってくれた人がいて。
なんとかなると、励ましてくれた人がいて。
頑張ってみようと思わせてくれた人がいて。
僕は、大切な言葉を知った。
僕は、大切な想いを貰った。
だから。
せめて、格好付けられるくらいには。
頑張ってみたいんだ。
がむしゃらに頑張ったことはあるか。
他の何をも犠牲にしたことはあるか。
時間を捧げるだけ、捧げたことはあるか。
そう自分に問うたときに答えはでた。
否。
一度もない。
ならば、やってみようと思えた。
音が、声が、文字が。
物語が、文章が、表情が。
今の僕に与えてくれたものは沢山あるのだから。
わからなくなっても。
失わないで居られた理由があるのだから。
この先の道から見える景色は、きっと。
僕にとって最高の景色なんだろう。
そう成るように。
そう在るように。
僕は僕を信じて、進みたい。
病んでもいい。
挫けてもいい。
傷ついたって。
なんでもいい。
それが、僕の選んだ道だと。
そう、胸を張って言えるようになれれば。
正しさなんて要らない。
僕が認められる僕で在ればいい。
この道の先に、僕は。
全力で生き続ける自身の姿を、望みたい。
……そう思いながら、涙が出るのはどうしてだろ。
7/3/2024, 5:14:21 PM