旅路の果ての結果が思うような結果でなかったにしても、それだからと言って旅の過程が否定されるわけではない。目標を掲げ日々努力をしたけれど、目標に到達しなかったら、今までの努力すべてが否定されたような無力な気持ちを味わう。しかし、目標に至る過程がすべて否定されるわけではなく、破れた目標とその目標に到達するための努力の総ぐるみが人生の経験となる。それらの経験が我々を深みのある人間へと成長させ、人生の深い知見へと導いていく。失敗をしない人生は羨ましいように思うが、全く傷のない人生はつるつるで、つまらないものだろう。
1/31/2024, 1:19:39 PM