正直に言ってしまえば、私には分からない。
幸せについて考えるのはまだ年齢的に早いからか、幸せというものがよく分っていないからか、それすらも分からない。
私は、高校では文芸部をやらせていただいている。
文才は無いが、文を書くのが好きだからだ。
自分の普段は吐けない本音や価値観を、文章を通して表現することが出来る。
私の文章を、果たして何人の人が真面目に読んでくれているかなんて分からないが、それでも、友だちからは文章の感想を頂いている。というか、友だちが部誌を読むたびに言ってくるのだ。
「今回の話、すっごくよかった!」と。
好きなことをやって、誰かに褒められる。
それはすっごく嬉しいが、プレッシャーにもなってしまう。
つまり、それは「幸せ」ではないのだ。
こうやって文章を書いているうちに、私は普段仲良くしてくれている3人の子について思い出した。
お喋りが大好きで、会話泥棒な子。
普段は話を聞いているだけだが、ある特定のことについてはとても楽しそうに話してくれる子。
とても熱心に、部活をしている子。
その子たちは皆、自分の好きなことをして、好きなことを話して、とても満足気な顔をしている。
それに、私も文章を書いている時を、とても楽しいと思っている。
私も、文章を書き終わった時、あの子たちみたいに満足そうな顔をしているのだろう。
齢16の、まだ人生の5分の1も生きていない私にとっての幸せ。
それは、好きなことができて、好きなものについて話せる環境があることだと思う。
お喋りなあの子たちの前では、あまり私の好きな話はできない。
しても、どうせ会話泥棒されてしまうから。
いつか、私の好きなものを受け入れてくれる人と、
互いに同じくらいの話が出来るような人に会いたい。
その人が、私にとっての太陽になってくれるはずだから。
私の日の出は、いつか訪れるだろうか。
マカえん、ワンオク、LUNA SEA。
これらについて、語り合える人はそもそもいるだろうか。
#幸せとは
1/4/2025, 4:15:04 PM