安堂

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あなたとわたしの同じところは
どこかの誰かの批判に呑まれ。
濁流に押し流された想いの先。

ありきたりで小説みたいな悲恋はいらない。
私は笑ってあなたに告げるのだ。
「またね」、なんて祈りをこめて。

再び会う時には捨てるから。
どうかそれまで、あたしを見えないところに。

鏡の照らしで貴女を見ゆる。

/ 失恋
  好きにさせてくれたらいいのに。心にあなたを留めることを、見えない何かが遮るのだ。なぜ、どうして、ひどい。そこらの無象より、よっぽど純朴な温もりを紡ぐのに。

6/3/2024, 12:05:12 PM