Justin borthwick-jackson

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お題:空模様
青一色のような空の日もあれば、白4:黒6みたいなグレーがかった空模様の日もある。
ただ、どんな空模様であれ、雲の居場所は空しかないのである。

大学時代、集団に所属しているのに孤独だと感じたことがある。飲み会で酒が飲めない、気が大きくなれない自分は完全に蚊帳の外だったのである。40人近い集団だったのですぐ近くに人がいるにもかかわらず孤独を感じていた。飲み会という場で独りでいると思われたくないので、とりあえず酔っておふざけをしている人たちの近くで笑いを作るなど「独りじゃないで」という体を取り繕っていた。孤独とは物理的な距離ではなく、心と心の距離なのかもしれない。

お笑い芸人 ジャルジャルの福徳秀介さんが書いた「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」は僕の大好きな小説の1つだ。一番最初に書いた「雲の居場所」はこの小説からの引用をさせてもらった。

主人公と同じ大学の出身であり、独りでいると思われたくないというプライドを持った性格まで自分と通ずるものがあり今までのどの小説よりも自分に置き換えやすかったかもしれない。

大学時代、自分の居場所だと感じる場は少なかったが、今でも時間があればキャンパスに訪れるのはどうしてだろうか。もしかしてあのキャンパス全体が僕の居場所だったのだろうか。


P.S.お笑い芸人 ピース又吉さんが昔書いた小説紹介エッセイ風に書いてみました。

8/19/2023, 10:56:02 AM