こんな雨の日は、君を思い出す。純粋な笑顔で、甘い匂いを振りまいて。長いまつ毛が揺れて、大きな瞳がこっちを覗く。その瞬間が、大好きだったのに。君だけ時間が止まってしまった。奪われてしまった。ああ、嫌な事を思い出した。「最悪」そう呟いた声は雨に掻き消されて。こんな雨の日は、君を思い出す。『最悪』
6/6/2022, 2:21:34 PM