〔砂時計の音〕
君と逃げる日々、君は楽しそうに笑う。
今まで鬼に捕まりそうになっても逃げてきた。
でも今回は違う。鬼がすぐそこまで来てる。
「今回は逃げられないかな〜」なんて君は笑う。
捕まったらまた地獄に戻ることになるのに。
気付いたら君はナイフを持っていた。
僕はその瞬間、君がしようとしてることを察した。
「待って、いやだ、僕と生きるって」
言いかけた瞬間僕の口を君の唇で塞がれた。
それと同時に僕は君に刺された。
なんで、、?
君のおなかが赤くなってる。
「一緒に生きれないなら、一緒に死のうよ」
その言葉で僕たちがこの醜い世界から消えるまでの砂時計が落ち始めた
10/18/2025, 5:04:57 AM