ウーレ

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私の恋はまるでセミである。

化粧やおしゃれは興味ないの一点張りで。

どこか異性の影を避けている。しかし恋されたら…という淡い幻想を胸に抱いて。

__さなぎの私、ある強烈な存在に焦がれた。

恋とは、なるほどムスクのような薫風が吹くのだ。

__散るな。

_まだ散らないで。

巻き起こった一陣の旋風は焼ける臭いがした。

隣で笑っているのは、私じゃなかった。

__号哭すら届かず。

残ったのは果敢ない骸だけだったのだ。


【LaLaLa Goodbye】

10/13/2025, 11:12:24 PM