この題材を見た時、否応なく考えさせられた。私にとって、『特別な夜』とは何なのか?
『特別』の基準や度合いにもよるだろう。恐らく私は、少し何かいい事があったり、綺麗な月が見えたりすると、その瞬間にふと、この『夜』が、ほかの『夜』とは違う『夜』に思えるのだ。
その日の『夜』が、他の日とは違った『独立した物』に思える。だから、今日の夜は特別、と。
特別:「他と特に区別されているさま。一般と特に異なっているさま。」(スーパー大辞林)
ちょっとした、『特別な夜』。そう感じると、今夜という時間を、もう少し楽しめそうな、味わえそうな気がする。
では、少し違った意味での、『特別な夜』はどうだろうか。それは、今言った『その時に特別に感じる夜』ではなく、『過去を振り返って、特別だと思う夜』の事を指している。長期的に見て、『特別な夜』。
そう考えると、厳選基準が厳しくなってくる。日常の中でふと思って嬉しくなる物では無く、今までの膨大な数の『夜』から選び出すからだ。「あの日は他の日とは違ったから、特別かもしれない。いや、私にはあの日の方が思い出に残っている。」頭の中で、早速議論が白熱する。色々な『夜』を引っ張り出して来て戦わせては、結局どちらも大して『特別』では無いことに気付く。退場。それの繰り返し。
多分、そういう意味での私の中での『特別な夜』は、まだ無いのだろう。これからの人生で見つけるしかない。或いは、一生見つからないか。流石にそれは悲しいので、見つかると信じたいが...。
取り敢えず私は、日々の中でちょっとだけ『特別な夜』を生きている。
題材【特別な夜】より
1/22/2026, 8:57:41 AM