『ハッハーっ!!少年よ!
お前は今日から神になるのだ!!』
ビシィッ!!っと音が鳴りそうなくらいに指をさされた。
突然現れた変人に、頭の中は「?」だ。
イケメンが、なぜか宙に浮いている。
「はぁ…、あんた誰? これ夢?」
辺りをキョロキョロと見回すと、全てが停止していた。時間が止まっている。「……マジ?」
『おいっ!少年よ!お前は選ばれたのだ!!
俺と来るしか選択肢はないぞ? なにせ俺は神だからなっっ!!!』
「あー、とりあえずその大声やめてもらえます?聞こえてるんで。」
『ハッハッハっ!! そう言われてもこれが俺の普通なんだ!慣れてくれ!』
「…。」(なんか全然神っぽくない…)
『どうした?わかったか? それなら行くぞ!』
「!!? ちょい待ちーーー!!!!!
オレが神になるって? わけわかんねぇよ。あんたが神様ってのも信じらんねぇし!」
『まぁそう思っても仕方ない。だが!! 俺様が神と言ったら神なんだ!! 今の人生は諦めろ!』
「……。まぁオレは親もいねぇし、今の生活に未練もねえ。わかった。これからは生まれ変わったと思ってやるよ!連れてけ!」
『ハッハーっ!! 言われなくとも!! さぁ出発だ!!!』
7/27/2023, 1:17:16 PM