sol

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3度目の春、恋をする
隣の席、窓際のあなた
ぐっすり眠る横顔に
起きなくて大丈夫なのかな、とか
そんな顔他の人に見せないでね、とか
日々募る、秘める恋心

夏、距離が縮まる
「文化祭役員、俺とやろうよ」
「…へ?」
火照る顔は彼のせいかこの暑さか
私でいいのかなと思いつつ
選んでくれてありがとう。

秋は恋なんて言ってられない
「志望校、決めた?てか進学?」
その口振りは進学かな
あなたは?って聞けない私が
どこまでも嫌になる。

冬、もうここしか無いのに
もう、あなたと離れ離れなのに
勇気を出せない私の恋心は
このまま秘めたまま
受かったんだね、あの大学
遠くに、行っちゃうんだね
「おめでとう」
「そっちこそおめでとう」

ここで見る、最後の桜
「結局、言えなかったなぁ」
震える携帯電話
「ごめん、あと少し時間ある?」
聞き慣れた声、大好きなあなたの声
走る体育館裏

「呼び出してごめん、俺後悔したくなくてさ」
私は後悔することを選んだのに
あなたのそういうところが好きになったの
憧れで、大好きで

「あのね、私もあなたのことずっと…」



【後悔】



あとがき

甘酸っぱ!!!ずるい!!
もう何にも書くことないです!!
幸せになれ!!もう!!


5/15/2024, 10:55:28 AM