語り部シルヴァ

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どこまでも続く青い空

旅路の途中に茶屋を見つけた。
団子と茶を頼み縁台に腰掛ける。

思っていたよりも足は疲れていたらしく
座った途端足に重みを感じた。
次で宿を探そう。そう思いながらも空を見上げる。
雲ひとつない空はとても綺麗で手に取れるんじゃないかと
思うくらい青い。山がなければ永遠と続いていそうだ。
山が化粧づいてきて綺麗な山吹色になっている。
あと少しすれば紅葉が映えるだろう。

「お待たせ致しました。」

来た団子を1口。程よい甘さと弾力が頬を溶かすようだ。
お茶も苦みが団子と合わさって美味い...

さて、もうひと歩きだ。
宿を目指すのもいいがこの青い空の終点を
見つけるのも面白いかもしれない。

青い空、吹き抜ける風、色付く景色。
秋を噛み締めながら歩き始めた。

語り部シルヴァ

10/23/2024, 10:24:14 AM