喜村

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【太陽の下で】

太陽さんへ。

 僕は、いつでも君の方を見ている。
さんさんと降り注ぐその光は、とても眩しくて、めまいさえしてしまうくらい。
 でも、目をそらそうとしてもできないんだ。それが僕の習性だから。

 君が動くと、僕もそちらに顔をむける。
からだ自体は深く根をはっているので、顔だけ君をおいかける。
 ストーカー? いいや、僕は君からエネルギーをもらっている、いちファンです。

 たまに、あまりの君の強さに喉が渇いてしにそうになる。でも、両手を広げて、君の力強さをうけとめるんだ。

 太陽の下、それが僕の定位置。
また来年、夏になったらお会いしましょう。

ひまわりより。

11/25/2022, 11:04:36 AM