お前のために眠りました

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あなたの特別の席に次に座るのは絶対におれだと息巻いていたのに。
ああそもそもそんな席など存在していなかった。
ではあなたがおれに言った「きみは特別だから」はすべてうそだったと言うのですか?
好きでもないのに、誰にでも、あなたはそう言うのですか。
その少女のような囁き声で。屈託のない笑みを携えて。
好きでもないのにあなたはそう囁くのか。クソッタレ。おい、はやく、その席をおれによこせ。

お題「好きじゃないのに」 おまねむ

3/26/2024, 7:39:05 AM