心の灯火、つけるのは誰か。
若い頃のように、自分でつけるのは難しい。
勝手に点火し、メラメラ燃えていたあの頃。
今、心に新しい火を灯すのは相当難しい年代になった。残り火を頼りに生きているだけだ。かなり薄く、小さくなっているが、完全に消えたわけではないから、これがまた厄介だ。
転職したり、恋をしたり、
衝撃的な出来事が起こったりして、
誰かが運んでくれる刺激的な火種をひたすら待つ。
だけど、本当は自分で灯したい。
燃え上がらなくても良い。
針の穴程の光で構わない。
残り火を大切にするだけでもいいんだよ。
私の心の灯火だから。
好きなように灯しても。
9/3/2023, 1:38:59 AM