ミヤ

Open App

"逆光"

人工の光の無い、薄暗い建物内。
高い位置にある薔薇窓を透過した光は色付き、目前には絵画の如く現実味を失う光景が広がっていた。

祭壇の前、真っ直ぐに伸びた光を背にしたあなたは、神様はいるのよ、と言った。

神様も仏様もちゃんと私たちを見守ってくれている。時には苦難を与えることもあるけれど、きっとその先には救いがある。
だからーー

あの時、あなたは
どんな表情をしていたのだろうか

祈る事を諦めた身に、
天から降る荘厳な光は眩し過ぎて。
何も言えずに、光に縁取られたあなたのシルエットを見つめていた。

1/24/2026, 11:41:54 PM