夏の雨

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自○あり。

《そういうお前は何になりたいんだよ。》
《俺?俺は…》
《______》
《_____》


「………今日は晴れ、か。」
今日は俺の心情とは程遠い快晴みたいだ。
親友だったあいつが最期に来たのは屋上らしい。
前にあいつと「生まれ変わるなら何になりたい?」
とか話したな…
あいつは「鳥」って言ってたな。そうそう、遠くの空に飛びたいとか。…俺は?
「……俺は、なんて言ったんだ」
思い出せない。もやがかかっている様に思い出そうとしても邪魔をしてくる。
「…まぁいいか。そんなの思い出さなくても。」
……あいつは、いい奴だった。ちょっとツンデレで、優しくて、俺が虐められたら守ってくれた。

でも俺は守れなかった。気づいたらあいつが虐められてて。気づいたら俺は傍観者になっていた。
だから俺は償わなきゃいけない。
「ごめんな。守れなくて。」
俺はフェンスに上り、手と足を離した。




《そういうお前は何になりたんだよ。》
《俺?俺は…》
《お前の側で居られたらいいよ。そうだなぁ…空とか?》
《空って…w》
《笑うなよ!良いだろ?》
《そうかな…w》
《…これからもずっと一緒に居ような》
《うん。》





思い出した。
「僕はお前のこと恨んでないから。」
「ありがとう…」


終わり。
#快晴
前回の続きです。適当です。許して☆((
最期のセリフは…なんか死ぬ瞬間に親友の子が出てきたってだけです。
簡潔言うと、このお話は
「虐められた親友が自○をし、傍観者になった今回の子が追い自○をする」
という事です。

4/13/2023, 11:08:17 AM