善悪
私は、彼が好きだ。世界で一番…
…優しかった。
…男女問わず皆にモテた。
…運動も出来た。
…話もうまかった。
…料理が上手い。
…笑顔が素敵だ。
…人をまとめられる。
…頭もいいと思う。
…絵も上手い。
そんな、すべてを持ったあなたにイライラした。だけど…私はあなたに見惚れていた。だから私はあなたみたいになろうと努力した。努力すればするほど、あなたの事が頭から離れなかった。私は、告白をした。でも、振られた。どうしても嫌で何とか関係を持とうと思ったけど、無理だった。"しつこい。うるさいんだよ。視界に入るな。"と言われた。私は、どうすればいいのかわからなくなった。あなたに嫌われたくないし、あなたのことを諦められない。なのに、私のことを視界に入れたくないって…
気がつけば私は善悪が分からなくなり彼の背後に走りカッターナイフであなたを殺していた。笑みが止まらなかった。だって、
"これからずっと一緒だもん。"
4/26/2024, 12:30:05 PM