『たとえ間違いだったとしても』
私の人生は間違っていると言いました。誰が?誰でしょう、思い出せません。
確か、大事な人だったと思います。
あの夏に仕事を辞めたこと。謝れないまま疎遠になった友人のこと。続けられなかった夢のこと。引き返せた場所で、引き返さなかったこと。
そういうものが、順番もなく浮かんできます。
どれが間違いだったのか。全部だったのか。それとも、間違いと呼んでいるのは結果であって、あのときの自分には、あれ以外の選択肢などなかったのか。分かりません。ただ、どれも確かに、自分の手で選んだことでした。
それでも、たとえ間違いだったとしても。
ふと、その言葉が自分の声に似ていることに気づきます。誰かに言われたのではなく、ずっと自分で、自分に言い続けていたのかもしれません。大事な人。そうか、そういうことか、と思います。
4/22/2026, 2:33:25 PM