「大切な物」
とある日、継母が息を引き取った。
「うあああああ」
「……」
義妹は大泣きだった。私は本当の母じゃないので泣けなかった。
「なぜ!お前は泣かないんだ!」
「なんでって、」
「お前を育ててくれたじゃないか!」
「何言ってのw、何が育ててくれたよ!」
「!」
「ふざけんな!今まで殴られたり、洗濯など全てを押し付けられて、挙句の果てに義妹にデレデレwそんなことあなたは知らないよね!」
「黙れ!」
「すぐ黙れだよねw私の気持ちに聞く耳1ミリも持たないよね。」
「……」
「ほら、すぐ黙る。こんなんで話にならない。」
「お前はいっつも理屈ばかりだから飽きたんだよ。お前の母さんみたいなのろまな顔してて腹立つんだよ!」
「はは、うける。あんたもあんただよ。○○。」
「え?何が。」
「とぼけんなよ。あーもういいわ話にならん。」
バタン!
「おい、待て!」
「お父さん?」
「○○、大丈夫だ。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「はぁはぁ、なんなんだよあいつら。」
「ここ何処だ。あれ、猫?」
「ニャアー」
「あっちになんかあるのかな、行ってみよ。」
タッタッタッ
「あれ、猫どこいった。ん?神社だ、」
猫にずっと着いてっていると見知らぬ神社があった。
「人は居ないのかな。ごめんくださーい。」
「ーい」
神社の奥からうっすら声が聞こえた。
「はいはい、おや?人なんて珍しいですね。」
奥から年輩のおじいさんが出てきた。
「あの、ここって、」
「あぁ、ここは私の祖母が住んでた所なんですよ。神社に見えるでしょ、」
「は、はい。」
「まぁ、外は寒いから上がりなさい。」
「お邪魔します。」
神社らしき建物に入れてもらった。
「はい、これお茶と和菓子ね」
「ありがとうございます。」
「君はなんでここに来たんだい?町とは結構離れてるだろ。」
「それは…」
私はこれまでのことをおじいさんに話した。
「それは酷いね、少しここで休んでいきなさい。」
「はい。」
おじいさんは病院まで送ってくれると言った。
少し休んだあと、○○病院まで送ってくれた。
ーーーー
「ありがとうございました。」
「嬢ちゃん、一つだけ教えといてやる」
「なんですか?」
「嫌でもな、やらないといけない時があるんだよ。必ず」
「……」
「だからな、ちゃんと親と話し合うんだぞ。」
「分かりました。」
「それじゃあな、」
ーーーーーーーー
「お姉ちゃん!」
「何」
「……めん」
「ん?」
「ごめん!」
「いきなりどうしたの。」
「私今までお姉ちゃんがお母さんに色々されてたの知らなくて!」
「え?どうゆう事」
「私今までお姉ちゃんが、なにかされてる時に私いつもいなかったじゃん。」
「う、うん」
「毎回部屋にいてねって言われてたの」
「そ、そうなの?」
「これ、見て。」
妹は袖をめくって両腕を見してきた。そこにはたくさんの痣があった。
「え、」
「私ね?お父さんとお母さんに気に入られたくてあんなことしてたけど、可愛くなかったら殴られてたの。」
「は?w」
「お姉ちゃんお願いお父さんをどうにかして。」
「そんなこと言われても、お父さんは私の話を聞く耳持たないし、」
「私に作がある」
「え?」
「耳貸して」
妹は策を私に教えてくれた。
「これなら行けるかも!」
「やろう!」
お父さんが帰ってきた。
バタン!
「お父さん!」
「なんだよ、」
「遊ぼ!」
ドサ!
「痛!」
お父さんは、妹のことを強く倒した。
「俺は疲れてるんだ!そんなこと言うな!」
「ご、ごめんなさい。」
「はぁ」
「○○!大丈夫?」
「う、うん!ちょっと擦りむいただけ」
「消毒してカットバン貼ろ」
「うん、ありがと」
ある程度の保護をした後、お父さんに私は言いに行った。
「お父さん!なんで○○のこと倒したの!」
「知るか、あいつが悪いんだ。」
「○○が何したっていうの!」
「黙れ!」
ボコッ
「うっ、」
「お姉ちゃん!」
あぁ、○○、私こんなお姉ちゃんでごめんね泣
「お姉ちゃん!起きてよ!お姉ちゃん!」
「………」
「マジで姉妹同士クズな娘だ、そいつ処理しとけよ。」
「……っ」
「何黙ってんだよ早く片付けろよ」
「…るさい」
「は?」
「うるせえんだよ!お前さっきからなんなんだよ、ママがいなくなったからってどうした?私らはそんなあんたに元気になって欲しくて、それでダメならあんたは何が不満なの!」
「黙れお前らに何がわかるんだよ」
「ああ、私らには分からないよ、だけどそれを聞いてあげるくらいはできる!あんたの娘なんだからさ頼ってくれたっていいんじゃないの?こんなあんたの姿みたらママ泣いちゃうねwこんなクズのお父さんなんて最低だわ」
「……」
しばらくお父さんは黙り込んで私は速急に救急車を呼んだ。
「お姉ちゃん…」
お姉ちゃんが目を覚まさなくなって1年がたった。植物状態だ。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!お願いだから起きてよ、私ひとりでどうしたらいいの、」
ピー
「え?お、お姉ちゃん?」
………………
「嘘でしょ?お姉ちゃん!ねぇ!」
バダバタ
「失礼します」
脈を測る
「……っ」
「お姉ちゃん生きてますよね、ねぇ!」
「申し訳ありません。」
「嘘つき!お姉ちゃんのこと助けてくれるって言ったのに!」
「………」
葬式
「うぅ、」
「お前黙れよ、頼りだった姉がいなくなって良かったなw」
「……………」
「はぁやっと嫌な奴が1人消えたかw」
こいつ正気か?自分の娘を失ってもまだそんな態度ができるんだな、本当にこいつは人間のクソだ。
「許さない、絶対に復讐してやる、」
あれから数十年が経った私は20歳になった。
「お前20歳になったんだから出てけよ」
「はいはいわかってますよ、あんたとなんて一生住みたくないわ、まだ私許してないからねこのクソ親父」
「はっなんとでも言えばいいどうにもできなかったんだからよww」
「………」
バタン!
「本当に女は弱いな」
「はぁここか遠かったなぁ、お姉ちゃんが用意してくれてたから良かったけど。」
マジあの日とは何をしでかすかまだ分からないままだ、だからたくさんパソンコン関係の資格を取ってハッカーになりあいつをおとしいれるw
「あーもう考えただけでわくわくしてくる。」
私はあれから沢山の資格を取った。
これで復讐ができる。
プルルプルル
「あ?誰だこれ」
「はい、もしもし」
「あっ、こんにちはあなたに脅迫状が届いております。」
「は?お前俺を馬鹿にしてるのか?」
引っかかった。
「いいえ馬鹿にしてません。本当なのです。」
「もういい」
つーつー
「あっw切ったよしこれでいいなぁ」
あとはハッキングするだけ
タカタカタカタカ カタ!
よしこれで完璧だ、明日あいつの家に行こう。
「あれ、パソコンがおかしいな、壊れたか?」
「あーめんどくせぇ、あ?なんだこれ」
そこには脅迫状が映されていた
「うわぁ!な、なんだこれきょ、脅迫状か?」
嘘だろ今日の夜来るってなんだよあのでんわは本当だったのか?
そんなはずは無い。
プルルプルル
「っ!」
「はい、もし、もし」
「あっお久ークソ親父」
「は?お前かよなんだよクソ野郎」
「それはお前だろwなんか怯えてる話し方だったけどお前が怯えてるなんて、クソ笑えるわ」
「怯えてねぇよ黙れよ」
「はいはい、てか脅迫状来たんだってねwテレビに映ってるよw」
「は?w嘘だろ。」
「まあ頑張んなよ殺されな程度にw」
「おい!待てよ!」
つーつー
「よっしゃあ!引っかかってやがるwwおもろ」
これでお姉ちゃんの復讐ができるw
この後はご想像にお任せします( . .)"
4/3/2024, 7:37:56 AM