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「はぁ…」

俺は深夜の公園で一人ブランコに座り、うなだれていた。

まさか会社をクビにされるとは。

ため息しか出ない。何も考えたくない。

無心でブランコを漕いでいた。大の大人が。




しかし、不思議なものでブランコを漕いでいると童心に帰れたように感じしばらく夢中になって漕いでいた。

傍から見たら頭のおかしいやつだろう。

そんなことはどうでも良かった。

ブランコに振られるごとに遠心力で負の感情が吹き飛ばされている…ように感じた。


―――大丈夫。

俺はまだ頑張れる。

テーマ:ブランコ

2/1/2023, 11:09:17 AM