おかあさんにころされる。そんなゆめをみた。
あせをかきながらめをさました。
となりにはわらっているおかあさん。
「どうしたの?」
「いや、なんでもないよ」
「そう」
おかあさんはずうっとわらっている。
いつもはおきてすぐからわたしをたたいたりしてくるのにどうしてだろう。
「今日はお出かけ行こうか。」
「え?ほんと?やったあ」
おかあさんはずうっとわらっている。
おでかけまでつれていってくれる。
やさしいおかあさん。
ここはどこ?
しってるこがひとりもいない。
「じゃ、今日からよろしくお願いします。」
わたしがいってるところのせんせいじゃない。
「…ごめんね、。さよなら。」
そこで私は勢いよく目を覚ました。
「はぁ、はぁ、」
「…お母さん、」
施設の先生が隣に居た。
「大丈夫?嫌な夢でも見たの?」
親でも無いくせに優しい口調で話しかけて来ないでよ。
むかつく。お母さんの事なんて思い出したくなかったのに。
「いえ、なんでもありません。大丈夫です。心配しないでください。」
「そう?分かったわ。
朝ごはんの時間よ。早くホール(体育館のような広い場所)に行くわよ。」
「…はい。」
ここは孤児院。親がいない子供たちが生活をする場所だ。
1/24/2023, 1:14:59 AM