僕の目の前に
全身が濡れていて…、まるで、
水に浸ったかのように横たわっている彼女がいた
周りにいる人はその様子をどうすればよいのかという
ざわざわでいっぱいだった
僕が彼女を引き上げるまでに
恐らく連絡すべきところにはしたのだろう
引き上げてからの彼女はなにも動かなかった
僕の中に『死』という言葉が浮かんだ
その瞬間、僕は彼女の手を強く握りしめた
「お願い…!目を覚まして、!まだ、いかないで…」
すると彼女の目がすっすらと少しだけ開いた
「もっと、たくさんの思い出…、作りたかったねぇ…。ごめんね…、、、ありがと…、大好きだよぉ…」
それから彼女は1ミリも動くことはなく、
これと同時に救急車が到着し、彼女は死んだ
周りの目を気にせず、僕は泣き続けた
11/18/2024, 10:07:55 PM