この宇宙を創造した神がいるとしよう。
その神が未だ膨張を続けているとされている、
直径900億光年の領域を全て管理できるとは到底思えない。
地球に住む人類への処遇としては、
途上国の戦争、飢餓、貧困は依然として放置し、
圧倒的に恵まれている先進国の中でも、
貧富の差は著しく格差は広がるばかり。
管理体制が非常に杜撰だと言わざるを得ないが、
おおよそ7億分の1光年にも満たない星と考えれば、
そこの1種族を気にする暇などあるはずがないのも頷ける。
さて、これは有名な話。
脳内のニューロンと宇宙の構造は似ているという。
それによりこの宇宙は1生命体の脳の中という見解もある。
様々な問題を抱えたこの星も、
所詮は神経細胞の極一部だとすれば、
神の存在など甚だ馬鹿らしい問題である。
それはそれとして、
我々の脳にも同じようにニューロンが存在する。
とすれば、同じように宇宙が構成されていて、
我々と同じように日々を過ごす生命体が、
脳内のどこかで同じように社会問題を訴えているのだろう。
当然、その一つ一つを認知することは不可能だ。
我々は自我を認識することしかできない。
ゲームの設定でありがちな、大いなる存在の“意識”。
神の正体とは案外、そんなものなのかもしれない。
そういう意味では、
どこまでも自由に想像をはたらかせ、
気軽に世界を宇宙ごと創り出してしまう、
人間は最も身近な“神”といえるだろう。
~神様だけが知っている~
※今後は不定期にします。
いつできるかは神様にもわからない。
7/4/2023, 4:12:05 PM